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5月5日はこどもの日ですね。 茶業に携わる方達も、この日はお休みするところも多いです。4月の中旬から始まり、フル回転で働いてきた 皆さんも、この日だけは一息入れるんでしょうか? しかーし、さんちカフェ茶のんは今日もバリバリ働いております!! みんな、頑張っております! さて、毎日いろんな話題をお届けしているこのスタッフブログですが、今日は抹茶を製造している工場の事務所に こんな忘れ物があり、ちょっとびっくりしたので皆さんにお知らせ致します。 こ、これは・・・。 こんなレトロな道具、初めて見た。どう見ても柄の部分は自然の木そのまま。今時こんな昔話に出てきそうな 道具を使っている生産家さんがいたとは。 手に取るとこんな感じ うーん、なかなか使いこなすのが難しそうです。 ちなみにこのお手製クワは以前登場した生産家Oさんのモノでした。 さて、茶業界もながーい歴史ありますので、業界では常識となっている用語も、よく考えて見ると 何で、そんな名前?と思うようなものが多々あります。 その一つがこの「大海袋」(たいかいぶくろ) これはお茶を直接入れる紙とビニールが組み合わさって出来ている袋です。 3重構造になっています。 お茶は湿気が大敵なので、紙と紙の間にビニールを入れることによって、それを防止しているのだと思われます。 この袋には30㎏ものお茶が入るので、強度を高める意味もあると思います。 通常はお茶を入れて、こんな感じで、運搬します。 しかし、なぜ「大海袋」なんでしょうか? お茶と海、どんな関係があるのか? 茶のんのスタッフのベテラン茶師に聞いてみましたが、分からないとのこと。 この謎を解決すべく、ググってみましたが、有力な情報は得られず。 茶のんスタッフしうごの仮説では かつて日本の茶はその多くが海外に輸出されていました。大海原にこぎ出す茶を見送る人々が無事に航海を 終えるよう、お茶を入れる袋に「大海」と名付けたのではないか。 この仮説が正しいかどうか、これから探っていきたいと思います。 謎の残る「大海袋」ですが、長期保存には適さないので、使用用途に応じて詰め替えて保管したりします。 アルミの袋にお茶を入れて、脱気し密封します。それをダンボールに入れて、冷蔵庫などで保管します。 これだと、長期の保管でもお茶の品質が保たれ、必要な時に美味しいお茶が使えるのです。 このようにお茶に関わる資材や道具も時とともに変化しています。
2015-05-05 10:02:00
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